唐草銀河

磯崎愛の小説サイトです。2010年10月から毎週金曜更新まる三年無事達成しました! どうもありがとうございます。下の「全ての更新履歴」2016年分を閲覧ください。「はじめに」を御一読後、年齢制限等をお守りの上、御入室くださるようお願い申し上げます。

唐草銀河vol.6『花酔い―視界樹物語外伝―』(完売しました。どうもありがとうございます!)

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 ちかごろ都じゃ御百度参りが流行ってる。なんでも、鳥門(とりもん)のしたに耳飾りを埋めて百度を踏むと、どんな願い事でもかなうという。
 おれと同じ城勤めの厩番はもちろん、近衛兵のあいだでも噂になってるようだから大した効き目があるそうだ。うそかほんとか知らないが、御上臈がひっそり城を抜け出して願をかけたなんてはなしも耳にした。いやそれはさすがに無理だろうと笑い飛ばしてはみたものの、ついせんに、おさななじみの織枝(おりえ)も百度を踏んだときいたときには目をむいた。御上臈とちがって町娘の織枝なら、百度踏めないことはない。
 織枝はおれたち七人のおさなさじみのうちじゃ親分格で、求婚者があとを絶たない都一の織物商のむすめだ。願掛けなんて頼る女じゃないと思っていたが、わからないものだ。 
 いっつもつるんでた仲間たちも、おれをはじめ四人が耳飾りをつけて成人してからは、そう頻繁に会えなくなった。おとなになるってのはそういうものだ。それぞれに居場所もかわった。この都を離れて地方に赴任したやつもいる。結婚して母親になった女も。
 みんなそうして、それぞれの暮らしをもつようになるのだろう。花見だ川遊びだと集まるのも、もうないことかもしれない。
 ふと、ウテナのことを思い出した。
 あいつは無事に成人できるんだろうか。耳飾りにするための夢石がないのに。あれがなきゃ、結婚だってできやしない。
 おれが心配することじゃない。そうも思う。あいつは本来の居場所に戻ったんだから。
 そうは思うが気が晴れない。
 気が晴れない理由はまだあった。
 今日はたまたま非番で織枝に呼び出された。あいつに会うのはひとつきぶりだった。なのに、いきなり泣かれた。あんな気の強い女に泣かれると弱る。しかも、まるで春売りのように大きな耳飾りをしていた。
 織枝の夢石はただでさえ血のように赤い。その赤くてぎざぎざしたのを黄金と真珠で派手に飾り立てていて、あいつの婀娜っぽい顔立ちにそれは似合わなくはないんだが、おれはどうも好かなかった。
もう片方の赤いかたまりが瑪瑙か珊瑚か知らないが、後見人が用意してくれた耳飾りを埋めるってのは、どんなもんかと思う。片耳しか耳飾りをつけてないっつうのも半端に子供返りしたみたいで気色悪い。
 誰かに話せば願いは叶わないそうで、織枝はなにを願ったかは言わなかった。けど、あいつはおれの耳に目をやって、葉(よう)はウテナとのことを願うの、と聞いてきた。そのことばに癇が立ち、織枝を押しのけるようにして背を向けた。すると、いくら想ったって身分が違うから無理よ、と織枝の甲高い声がおってきた。
 そんなことは、百も承知だ。
 ウテナと会ったときから知っている。
 知っているさ、誰よりも。だから心配してるんじゃないか。
 ちっとも役には立たないが。
 おれはたぶん、あいつになんにもしてやれなかったことが悔しいのだ。苦しくて仕方がないのだ。
 ずっとそばにいたのに……守れなかった。
 だが、まあ、そのせいであいつは本来の居場所へもどったのだ。戻ることが許されたともいえる。おれはそう思い直して天を見あげた。
 今日は天上にまします樹(いつき)の帝のご機嫌がひときわ麗しいらしく、見あげる空は瑠璃色に輝いていた。天を支える視界樹の、その青金の枝葉がこんなふうにきらめいて見える日は、何かいいことがあるものだ。気を変えて、うわさの鳥門を見てこようとお社へ詣でることにした。
 いまの時季は桜がちょうどその盛りで、御殿から見おろすと、お社はうす淡い紅色に埋もれるようだった。おれは桜にいい思い出はないせいか、花見で浮かれるほうじゃない。酔客も嫌いで酒もやらないが、それでもやはり花を見たいひとの気持ちはわかる。
 脇参道から桜並木を行きかうひとを眺め、橋を渡って境内にはいる。日が好いらしく、あちこちの親木の根元に家族連れがあつまっている。
 成人して耳飾りにする夢石を七歳まで守ってくれる親木は、いってみればもうひとりの親みたいなもんで、捨て子のおれも、その樹のそばにいるとさびしくはなかった。
おさななじみ七人は、この境内の最奥にある欅(けやき)の巨木を親木にもったのが縁で、何かとつるんで遊ぶようになった。
 それにしても今日はやけに人が多いと気になって、用心してあたりを見回すと、城で見知った顔がいくつかあった。目立たぬように参拝者や花見客を装ってるっつうことは……しまった! うっかりしてた。今日は、姫様の参詣の日だ。
 こっそり忍び足で引き返そうとしたところで、左の耳たぶが耳飾りごと捻りあげられた。
「いででっ」
「葉、こんなところでなに油売ってるんだよ? 響(ひびき)に言いつけるぞ」
養い親の名を出して脅すとは、朝生(あさお)らしい。掏りや盗賊の引き込みをしてたおれの背後をとれるのは、この男と響さんくらいなもんだ。
「朝生さん、おれは今日、非番だよ」
いちばん見つかりたくなかった相手に見つけられ、おれは襟首を掴まえられた猫みたいになった。 
「暇にかこつけて、ウテナさまの顔を見に来たなんて抜かすとぶん殴るぞ」
「違うって」
 なんて言い訳しようかと思案した。たしかにずっとウテナのことばかり考えていた。でも顔を見に来たわけじゃない。て、それじゃまるで言い訳になってない。いや、語るに落ちすぎている。おれはなんにも気づかずにここに来たと言うつもりなのか。それはあまりにみっともない。我知らず首をふったところで、今度は右手から別の声。
「葉、どうしたの、きょうはお休みなの?」
 うあ、いってるそばからウテナだ。
 わけあって、数年前まで隣に住んでたおさななじみ。おれは響さんという城勤めの衛兵隊長に引き取られた。その兵舎には朝生とウテナが兄妹と偽って住んでいた。
 その当時から、いかにも訳有りふうではあった。朝生はその風貌からして、ただの衛兵に見えなかった。美丈夫と呼ぶにふさわしい相貌と手足のやたら長いからだは目立つことこのうえなく、ましてウテナはといえば、髪が白かった。そんなふたりが寄り添って暮らしているのを、おれたちは何年も見守ってきた――いつ、ここから出ていくのだろうと。
 今はこうして無事に姫様として御殿におさまったが、そんな柄の悪いところにいたもんだから、ウテナはむちゃくちゃお転婆だ。今だって、朱鷺色の長い袖を揺らして駆けてくる。ちったあ姫様らしくなれよとため息が出そうになるのをぐっとこらえて跪く。
「姫様にはご機嫌麗しう……って、おれに気軽に話しかけるなって言ってるだろ」
 後ろ半分小声になったおれをウテナはわらう。おさないころと変わらない笑顔で。それから小首をかしげて言い返す。
「別にいいじゃない。わたしがここで鬼ごっこして遊んでたの、みんな知ってるわよ」
「それでも駄目なんだよ!」
「どうして」
「身分っつうのがあるよ」
「まあそうだけど」
 不服そうに赤い唇が尖っている。前は紅なんてつけてなかったと、おれは玉虫色に光るそれを見てあることを思い出し、かっと耳が熱くなった。やばい、ヤバイ。
 ウテナは首をかしげておれを見た。けれどおれは何も言えない。言えるはずもない。見つめ合ったまま動けなかった。
 朝生は、そういうおれたちを引き離そうとはしなかった。それに甘え、おれは他のひとに聞こえない囁き声でいった。
「〈枝葉〉を拾ったんだってな」
 視界樹の〈枝葉〉を拾ったむすめは天上にのぼって《視界》の総領に嫁ぐという。
ちかごろ昼間っから蒼弓に点々と闇が見えて、今にも暗い天が落ちてくるのではないかとみなが不安に思っていた。けれどそれは、樹の帝の代替わり、つまりは総領のご結婚の知らせのためだったのだ。
 ウテナが〈枝葉〉を手にしたうわさは瞬く間に広まって、この国は大いに浮かれている。そして、金糸銀糸のおかいどりを着てぴらぴらした簪をさしたウテナは、一年後に嫁ぐことの決まった幸福なお姫様らしく見えた。
 おれはその姿を目に映し、それこそ万感の想いをこめて、おめでとう、といった。
 すると、見る間にウテナの眉がまんなかに寄せられた。
「葉、オメデトウをいうのは早いわよ。あのね、視界樹の〈枝葉〉を拾ったむすめは、他にもいるの。それこそ隣の国のお姫様も受け取ってらっしゃるそうよ。つまりね、わたしが《視界》の総領様のお后さまになるのはものすご~く、大変なことらしいのよ」
「そうなのか?」
「そうなのよ」
 なぜかウテナは威張っていた。おれが朝生に救いを求めると、彼はしぶしぶ申し出た。
「ウテナさま、ご身分の上ではあなたさまに勝る方はおいでになりません」
 ウテナはそれに、いったんは生真面目な顔つきでうなずいたものの、おもむろに口をひらいて語りはじめた。
「たしかに朝生のいうとおり、わたしの母上様は樹の帝の妹でいらしたし、この国は《地》ではもっとも古い由緒ある王国だわ。でもね、この手のことはそういう政治向きの理由よりも、器量がいいほうが絶対に有利じゃないかとおもうのよ。だって、昔話のたぐいには、家柄がよくてお金持ちの不器量なむすめより、持参金も何もない、けれども若くて美しい魅力のあるむすめが殿方にえらばれる話しがあふれかえっているもの」
 男のひとは、みんなそういうものなのでしょう、とウテナはなぜか賢しらな顔つきでおれに同意を迫ってみせた。おれは何がなんでも首をたてに振るまいと意を決してその顔をみた。



続きは同人誌で!

vol.5 『花酔い――視界樹物語外伝――』※おかげさまで完売いたしました! どうもありがとうございます☆
(異世界SFファンタジー・短編)
6号表紙_ペインティング
そして表紙の八重桜はこちら
site : nameless pictures
url : http://number4.hatenablog.com/
はてなid:cm4 こと、ちゆきさんのお写真です。ずっと表紙につかわせてもらいたいと思ってきたので、願いがかなってとても嬉しいです♪ 本当にどうもありがとうございます!


250円(A5 24頁 コピー本 2013/4/28)



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唐草銀河vol.5『少女文学者・春呼さん 暮れのお便り』試し読み(完売しました。ありがとうございます!)

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 わたし、ただたんに晴れ着がきたいっていっただけなんです。 それがこんな大変なことになるなんて!
 ああ、ごめんなさい。わたしったら、ごあいさつもしないうちにお便りを書きはじめてしまって。
 でも権兵衛(ごんべえ)さん、きいてください。
 もうすぐお正月ですよね。だから叔父にいったのです。新しい年にはきちんとしたかっこうで神社にお参りするっておばあさまに教わったと。
 ごぞんじのように、わたしが叔父の家にひっこして四か月と少したちました。このごろようやくいろいろなことになれてきたと思っていたのです。その、つまり、おたがいのやり方に。
 わたしは親がいなくてずっと祖母とくらしていました。どうもそのせいで少しばかり世間とずれているらしいのです。
 ともかく叔父はそう言います。
 でも、わたし、
 叔父もそうとうずれているとおもうのです!
 ねえ権兵衛さん、わたし、権兵衛さんにだけ告げ口しますけど、叔父はわたしにクリスマスプレゼントを用意してくれなかったのです。
 わたしはもう十歳です。小学校の四年生です。幼稚園生じゃありません。だからサンタさんが来なくてもべつにかまいません。でも、プレゼントはそれとはべつのはなしです。
 じつは、七つのときに、おともだちがこっそり教えてくれたのです。サンタさんのかわりは、お父さんとお母さんなんだそうです。わたしにはじゃあ、サンタさんは来ないってことになります。
 そして、じっさい来ませんでした。
 おことわりしておきますけれど、祖母はちゃんとわたしにクリスマスプレゼントを用意してくれました。毎年とても素敵なものを選んでくれます。すずらんのかたちをしたブローチや雪の結晶みたいにきれいなレースのハンカチ、外国の絵本だったこともあります。どれも全部、わたしのお気に入りです。でも、それをサンタさんからだとはいちども言いませんでした。
 わたしは、わたしのところにサンタさんは来ないのだとおもっていました。
 でもべつにいいのです。さみしくはありません。
 サンタさんなんていうひとは、ただプレゼントを運んでくれるというだけの、どこか遠くの国のおひげのおじいさんたちの集まりなのですから。わたしとは関係がありません。
 すこしうらやましいのは、トナカイさんを連れて空を飛べることくらいです。あのソリには特別なしかけがあるのでしょう。NASAか、またはハリウッドが協力しているのではないかとにらんでいます。わたしとしては、NASAのほうがわくわくするのですが。なので、それはちょっぴり気になります。
 ほんとうにそれだけです。
 あともうひとつ、わたしが気になっていることがあります。
 権兵衛さんにだけおはなしします。ほんとうに、誰にもおはなししたことがないのです。権兵衛さんにだけ、特別ですよ。
 サンタさんというひとたちが、この世のすべてのおうちの「お父さんとお母さん」にこどものためのプレゼントを渡してまわっているおじいさんの集まりだとすると、それにはなにか重大なひみつがあるのではないかとおもうのです。
 もしかすると、わるい宇宙人が変身したすがたではないかと考えると、ねむれなくなってしまうときがあります。わたしがもらったことのないプレゼントには、宇宙人がしかけていったひみつがあったりするのではないでしょうか。


続きは同人誌で☆
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(表紙&裏表紙の春呼さんは、眠り熊さんに素敵なきものを着せていただきました☆ どうもありがとうございます!)

250円 (A5 20頁 コピー本 2013/1/13)

唐草銀河vol.5 『少女文学者・春呼さん 暮れのお便り』
(少女文学・短編)
 小学四年生のおませな少女・春呼さん、クリスマスとお正月のてんやわんや。

※おかげさまで完売しました! どうもありがとうございます☆

イベント&委託販売と通販のご案内→http://karakusaginga.blog76.fc2.com/blog-entry-665.html

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コラボ「花うさぎ」『夢のように、おりてくるもの』 

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春夢揺曳(はるのゆめただよひ) ※WEB未掲載短編冒頭


「土日に親水公園で開かれるアーモンド祭り、あれな、出店申し込みしといたんでお前らふたり、ソフトドリンクとアルコール、あと適当に売れそうなもん売ってこい。ほい、これチラシと参加要領」
 唐突な店長命令にふたりして顔を見合わせた。
「また町内会でいいカッコしたんですか。うちより近くのコンビニあるでしょ」
 となりで彼があからさまに拒否権を発動しそうな勢いだったが実は期待していた。するとチラシを受け取ったこちらの表情をよんだらしく小声で、参加したいんですかと聞いてきた。したいと言うのは気恥ずかしかった。仕事だからなと返すと、ヤル気満々だよこのひと、とため息まじりの呟きが落ちた。
「んじゃ、そういうことでよろしくな」
 任せて大丈夫と踏んだらしい店長が咥え煙草で事務所を出ようとしたその背に彼が投げつけた。
「まさか店長が来ないってことはないですよね」
「土曜、俺は娘との面会日だ。日曜は交代要員で行くさ。車出して台車運ぶの力仕事だろ、酔っ払いもいるから野郎に頼みたいんだよ。悪いが俺は腰痛持ちだ。荷物はお前らが運んでくれ」
 片手をふって出ていった。
 彼はチラシを指差して、これ意外にキツイ仕事ですよと古株らしい調子で言った。端正な眉が顰められているのを見た。ならば余計ふたりでしたほうがいい。けれど機嫌の悪そうな相手に口に出しづらく頷くだけにとどめた。
 なんとはなしに気まずかった。




続きは同人誌で!(例によって不穏な始まり方ですがご期待に添える内容と思います!)

コラボ「花うさぎ」『夢のように、おりてくるもの』 
(恋愛ファンタジー ※WEB未掲載の短編が入っています
「夢使い」を生業とする主人公と大学生、ふたりの関係を都会のコンビニを舞台に描いています。そこは視界樹が夢を育みひとにおろす「視界」と呼ばれる処。そのあがないの立会人である「夢使い」の友情と恋の物語。
夢のように、おりてくるもの表紙 10bunnnoiti
500円 ※サイト週一更新二周年記念価格(A5 92頁 オンデマンド本 2012/11/18)
イベント&委託販売と通販のご案内→http://karakusaginga.blog76.fc2.com/blog-entry-665.html



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磯崎愛個人誌プロトタイプ版零号『終わりの始まり 魔道王カシャ伝 空の御座』2013年再販予定により工事中)

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工事中です。すみません。

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唐草銀河vol.4 『LOVE ART COMPLEX』試し読み

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目次




支持体
マチエール

ひかり

イメージ
LOVE ART COMPLEX


あとがき






 合宿の夜、
 月が綺麗だと言い合って後、
 ふたりは互いの想いに気がついた。
 
 けれど、
 想いが通じ合えばどうにかなるというものでもない。

 さらには、
「あなたに本当に伝えたいこと」がなんなのか、
「付き合うっていったい何をすること」か、
 当の本人たちでさえも、否、当の本人たちこそが、
 わかってはいなかった。


 《壁》

 今年の新人は豊作(なんと女子七人野郎四人!)のうえ優秀だと先輩たちは喜んだものだがさすがに夏すぎるとだれてくる。ゲーム機やテレビのある部室には人がいるが、作業場に人影はない。真面目に絵をかいてるのは俺くらいなもんだ(先輩たちは学園祭前でもないと絵なんて描かないらしい)。それでもって、俺、そう俺こそが、好きな子と両想いかもしれないこれからどうしたらいいと悩んでた奴に、おまえらセックスのことばっか考えすぎと言っちまった人間だ。いやなに本音だよ。つーかすまん、それ、おまえらじゃなくて俺だよ俺、俺のことだよ呆れたことに。だが今さら繕っても始まらんな。いや、まあその……つまり、なんだ、その、俺がそういう人間だっつうことなんだがな。これは今の段階では重要機密だ。
 夏休みあけてすぐ気づいちまった。女子のなかで彼女は浮いていた。九月も終わりの今となっては女子だけでなく部活ん中でもアンタッチャブルな感じになっちまってる。前はよくここにいた。窓から見える風景を描いていた。そのすぐちかくには奴がいたはずだ。ペットボトルに挿した花を写生してた。そこらへんの草花を引っこ抜いてきて花瓶があるのにきちんと活けず、植物図鑑に載ってそうな描き方をしてた。つまり「静物画」ではないといいたいらしい。俺にはわかった。たぶん彼女も解った。あとひとりくらいか、その違いに気づいたのは。
 奴と彼女が妙な雰囲気になって、つまり合宿の夜、露天風呂でナニしたとかいう噂が流れて、いまどきにしちゃやけにジュンボクな俺たちは扱いに困っちまったわけだ。「ふつう」に出来上がった奴らにはこういう態度はとらない。せいぜい冷やかす程度。付き合ってもいないのにふしだらなことをした(かもしれない)奴ら、てのが気に障るらしい。世の中の大半の人間は何かしらイレギュラーなものに忌避感をもつ。要するに変わってると思われると厄介だ。美術部なんてところでさえこうなんだから面倒なことこのうえない。
しかもこういうことは何故か、おんなのこたちのほうが耳聡く敏感だ。敬遠されている理由を彼女ははじめ気づかなかった。誰が見ても意地悪な態度をあからさまにとるほど女ってやつは愚かじゃない。ちょっとしたタイミングのずれ、行き違い、そんな積み重なりでようやく気づく。避けられていると。ランチの約束を断られる。いっしょに買い物に行くはずがそれは別ルートで手に入ったからごめんねとすげなくされる。そんなことがくりかえされていつの間にか孤立する。
 壁を作られるのは辛いものだ。だが避けたほうとて言い分はあるのだろう。女の子同士てやつは紗の幕のこっちとそっちで言い分を探り合うことに長けている。その薄物をないことにして行動するとベツモノ扱いされても致し方ない。悪気はないのだ、お互いに。俺は姉妹四人の下に生まれつき(つまり親父は息子が欲しくてがんばっちまったわけだ)母も合わせて女のなかで育ったゆえにあいつらの陰湿さと健気さと底抜けの生命力を肌身で知っている。まあ畢竟、「女」と一括りにせず「個体識別」しろってことなんだが難しいやね。
 筆をおいて一息ついたところでドアがひらいた。



続きは同人誌で!(画像はイメージです)

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(表紙素材をお借りしています。 site : Sky Ruins  url : http://skyruins.com/)
200円 (A5 20頁 コピー本 2012/05/06)※おかげさまで完売しました! どうもありがとうございます☆

vol.4 『LOVE ART COMPLEX』
(恋愛小説・短編) 
  ある大学の美術部の男女が織りなす青春ラブストーリー。

イベント&委託販売と通販のご案内→http://karakusaginga.blog76.fc2.com/blog-entry-665.html

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唐草銀河vol.3 『七星記―スターライダー 村上なずな―』試し読み

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登場人物ほか

村上なずな--------------------------------------地球人(テラン)女性 兵科仕官候補生
                        スターライダー 双鱗所持者(ダブルスケイラー)(左右掌)
村上せり------------------------------------------地球人男性 なずなの弟 
                        兵科士官候補生 スターライダー
村上怜(れい)---------------------------------------地球人男性 大佐 兵下・専門職仕官 
                         星帝陛下の孫 皇族
ユーリ・ヴェルンハージュ-----------------フォルタレザ星人(男性)
                         大尉 兵下士官 スターライダー

竹内秋人(あきと)-----------------------------------------宇宙古生物学者 なずなとせりの父親
村上さつき(王城寺(おうじょうじ)蘭(らん))-------------------女優 なずなとせりの母親 竹内秋人の元妻
村上禅(ゆずる)-------------------------------------------太陽系総司令官 なずなとせりの義父
星帝陛下----------------------------------------銀河連邦最大の星間企業ムラカミ航業の総帥
                        戦時特別法により、
                        汎人類規約に加盟する全銀河系人類の君主


妖魔-----------------------------------------------襲撃者・略奪者・未知の生命体
                         汎人類規約に同意する全銀河系人類と敵対
《ルスカの雫》-------------------------------思考機械《アレフ》と接続可能な特殊石、
                      ルスカ星人の額にある
ナジュラーア星人-----------------------------全銀河系人類の〈御親〉と名乗りながら、
                       妖魔襲撃とともに連邦から離脱して逃亡
竜 -------------------------------------------------宇宙の旋律を奏でるもの 
                          遺骸(鱗と背骨)をもって、
                          スターライドを可能にする謎の多い生物
 




  その一 村上なずなの「七草日記」

[いちばんはじめの記憶がヒサンなものだと、その後の人生に何かしら悪い影響があると思う? 
わたしの人生、ついてないことばっかりみたい。それもこれも、あの日、あの場所に居合わせたせいに決まってる。
今から十四年前、わたしが二歳のときのこと、《星波》にのって妖魔が襲来した。逆巻く怒涛とともにやってきた。
わたしはそのとき家族とある惑星の上空にいて……]

 エントリタイトルもないまんま、いったん「七草日記」をログオフする。日記は非公開。でも、検閲されてることは間違いない。ほんと、いやな時代。
 ネタがないと、昔の思い出を書く。そうやってとりあえず、お茶をにごすわけ。リアルに自分のおかれてる状況を直視するって大変だもの。
 今は、地球標準時にして銀河連邦新歴四九九年一月二日午前十時三十二分。場所は太陽系マーズポート。日記にも端末にもそう表記されてるはず。
 大昔なら、ハッピーニューイヤーとでも言って新年気分で浮かれてたかもしれないけど、いまの世の中じゃそんな気分にはとうていなれない。気分的には、アレね。歴史の授業で習った世紀末とかいうやつ。
 だってわたし、これから戦争に行くのよ?
 BFもいなくて、セックスはおろかキスだってしたことない。十五歳になれば地球人女性なら結婚もできるっていうのに、それってどうなの? 
 物心ついてすぐに士官学校に入れられてろくに遊んだこともなくてデートは二回しかしてないし、そんなんで死んじゃったりしたら、わたし、メチャクチャかわいそうじゃない? 
 それにデートっていったって一人は士官学校の友達のお兄さん。よく聞いたら彼にはGFいるみたいで、誘ってくれた子が外出許可取りたくてわたしをダシに使っただけなんだよね。
 もう一人は……終わったこと。考えない。怜(れい)さんとは白紙、ご破算になった。
 この双鱗さえなければ普通の「地球人の女の子」でいられたかもしれないって思ってたけど、怜さんと知り合えたのがこの鱗のせいだとすると、なんとなく恨めしさも減った。
 両の掌の中央にピタリと貼りついている虹色の鱗。小指の先ほどの大きさで、触るとそこだけひんやりと冷たい。自分の身体じゃないってわかる。
 わたしはこの鱗のせいで、軍人になった。



続きは同人誌で!(画像はイメージです)

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素材お借りしました。site : LOVE FLIES xxx   url : http://love-flies.org/
450円 300円に値下げします! (A5 52頁 オフセット本 2011/10/28)
『七星記 ―スターライダー 村上なずな―』
(スペースファンタジー・長編)
 
 銀河連邦新暦499年1月2日太陽系マーズポート。双鱗所持者(ダブルスケイラー)の村上なずなは未知の生命体《妖魔》との戦いに赴く予定。ところが……? 
「茶室搭載宇宙船」で繰り広げられるスペオペ。

イベント&委託販売と通販のご案内→http://karakusaginga.blog76.fc2.com/blog-entry-665.html


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唐草銀河vol.2 『美の女神、海へ還る 他一篇』試し読み

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 「美の女神、海へ還る」


〈シモネッタ・ヴェスプッチよりサンドロ・ボッティチェリへの手紙―― 一四七六年〉
 
       * * *

 サンドロ、前回の手紙は忘れてください。
 こうお願いしたからといって、あなたが忘れないことは知っています。いったん外に出てしまった言葉はもう取り戻せない。でも、どうかお願いです。あの手紙を焼き捨ててください。お返事いただけないのはそのせいかと思うと気が狂いそうになります。(二月十日)
             
 親愛なるサンドロ、あのあとすぐに手紙が届き、未開封の手紙が添えられていたことに少なからず驚きました。あなたはたまたま郊外に出かけていて、後からきた手紙を先に読み、はじめの手紙をそのまま返してくださったのですね。
 わたくしの身勝手な頼みごとを叶えてくださって本当にありがとう。これで安心して旅立つことができます。おかげさまで、ここのところ遅々としてすすまなかった宝飾品の整理を終わらせることができました。わたくしが小さなころ集めた綺麗な貝殻も出てきましたのでさしあげます。紅い艶やかな珊瑚もあります。いつか、あなたが奥様をもらわれたら首飾りにでもしてあげてください。
 でもサンドロ、あなたは結婚しないでしょうね。結婚しては厭だと駄々をこねているのではありません。わたくしは了見の狭い女ですが、独占欲と嫉妬であなたを苦しめるつもりはないのです。それに、あなたが結婚にむいていないなどと思うわけではありません。
 あなたはいつも冗談を聞くようなそぶりで笑っていましたが、わたくし、ほんとうに、あなたを天使のように思っていたのです。あの当時の日記に、あなたの名前をうつしたあと、その横に小さく「琥珀の天使」と書き記したこともあるのです。
 マルコの育てている薔薇が芽吹きはじめました。もうすぐ春なのですね。かつて、わたくしの夫は薔薇を育てるくらいしか能のないひとだと残念に思っておりましたが、今は、健気に春を待つこの薔薇がたいそう美しく尊いものに思えます。(二月二十六日) 




 「放蕩息子 ~シモーネ、フィリッピーノ、そしてジャコモの場合~」


〜シモーネの場合〜


 おれがあんたの知り合いに似てるって?
 ああ、そりゃあそうだ。おれはあいつの兄貴だからな。
 あいつなら元気にしてるよ。なんならうちはこの店のすぐそばだ、寄ってくかい?
 そうかい、そりゃ助かる。
 何故ってそりゃ、今日はもうしばらくあの家に帰りたくないからだよ。あんたにはそういうことないか?
 あんた、いまがそんな気分だってことかね。わかった。じゃあおれから一杯おごらせてくれないか。ここに座ってくれ。おい亭主よ、このひとにとっておきの葡萄酒を!
 さ、遠慮しないでやってくれ。それはそうと、あんた、この街に来たばかりだろ?
 そりゃあわかるさ!
 顔が違う。おれはこれでもある銀行のナポリ支店で番頭までした男だ。だいたいがとこ、勘でわかる。
 あんたに旅の垢がついてるって言ってるんじゃないよ。あんたはたいそう風采もいい。身綺麗にもしてるが、そうさな……まあ、それはあとで話すよ。フィレンツェに来たのは、ミラノにフランス軍が攻め入ったせいかい?
やっぱりそうか。なんでわかるのかは、戦から逃げてきた人間の顔ってのはみんな似てるのさ。どいつもこいつも地獄の底が抜けたのを誤って覗いてきちまったような眼をしてる。でも、あんたが無事でよかったよ。
 ああ、そうだな。戦争はいろんなものがなくなっちまうよな。
 だが、あんたの言うように、あんたが失った地位や財産は大きいが、命あってのものだよ。違うかい?
 ところであんたはフィレンツェ人だな?
 違ったら違うって
 言ってくれ。おや、考え込むような顔をしたな。ってことは近くの村で生まれて立身出世のためにこの街に出てきた。
 ほい、またあたった。それからここを出て違う国にいき、ひさしぶりに帰国した。どうだね、そんなところじゃないか?
 いやいや、褒められるよう特技でもないさ。ナポリは港町だろ。船員の訛りを聞きとるのも仕事の内だったからな。おれはローマにも長くいたしね。あそこは世界中からひとが来る。異国人や異教徒もずいぶんと見たよ。なにしろおれは、父親に売られてから二十三年もの長い間、この街に帰ってこなかったことがあったんだから。
 ああ、すまない。売られたってのは剣呑すぎたな。奴隷じゃあるまいし、実の息子を売り飛ばしたわけじゃない。ただ、世の中には父親と反りが合わず家にいられない息子がいるってことだ。
 おや、あんたも同じかい?
 おれも、親父とはうまくいかなかったさ。ついでに言うと、いちばんうえの兄貴ジョヴァンニとの関係もうまくなかった。
 ヴァンニを知ってるって?
 ああ、サンドロの知人なら会ったことがあるのか。っておい、あんたにおごってもらういわれはないが。
 なるほど、傾いた天秤ってやつは具合が悪い。あんたの言うことも一理ある。至極合理的だ。おれは合理的なものは嫌いじゃない。それに、誰にだってうちのやつには言えないこともあるよな。となれば、遠慮なく頂戴するよ。次はおれにおごらせてくれ。あんたの話はあとから存分に聞かせてもらうよ。
 さて、どっから話そうか。まずはおれの独り立ちからだな。



続きは同人誌で!

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300円 (A5 36頁 オフセット本 2011/7/1)


唐草銀河vol.2 『美の女神、海へ還る 他一篇』
(西洋歴史物・短編二つ)

 《ヴィーナスの誕生》を描いたサンドロ・ボッティチェリ、そのモデルといわれる女性が綴る手紙……書簡体小説。他一篇「放蕩息子―シモーネ、フィリッピーノ、そしてジャコモの場合―」、こちらもサンドロを取り巻くひとびとの物語。

イベント&委託販売と通販のご案内→http://karakusaginga.blog76.fc2.com/blog-entry-665.html
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唐草銀河vol.1 『素描――触れ合わぬ手――』試し読み

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「――親方が亡くなられました」
 突風にその名が攫われた。まるで灯火を吹き消すように。
 誰が。この街フィレンツェの親方だろうか。
 疑問もろとも煽られた羊皮紙をあわてて腕で押さえつけ、扉のほうへ目を向けて、画家は思わず息をとめた。訃報を告げた少年の貌はそれほどに印象的だった。
 すかさず右手の銀筆を握りなおしたその瞬間、鋼色の眼に射抜かれた。かちあった視線には、常に観察者たるものの自負とそれゆえの反撥と、いくばくかの狎れあいが同居していた。画家は手をとめて少年の矜持にひそかに驚嘆し、胸裡でほくそえみ、相手のまなざしに身をゆだねた。同時におのれの本分を忘れるはずもなく、寸前に写しやめた輪郭を眼の裏にとどめおくように、漆黒の髪に縁取られた面を存分に眺めた。
 秀でた額には巻き毛がいかにもうるさげに落ちかかり、濃い眉のしたに蹲る、澄み切ってなおも暗い双眸の片割れを隠して剣呑だ。引き結んだままの唇は頑なで、高い位置にある耳としっかりした顎もまた黒髪にとりまかれ、ただ、突き出た頬骨と鼻の先だけが西日を受けて浮いていた。一見するだに、ただの徒弟には思われない。頬にはにきびをつぶした痕が目について、唇の皮膚も乾いて白くめくれていたが、面立ちにも佇まいにもどことなく品がある。天使には不向きでも、群集のなかに紛れこませ見る側と視線を合わせる人物像としては申し分ない。眼に、見たこともないほどの強い力が宿っていた。  
 いっぽう少年もまた画家の凝視をものともせず、つかつかとその前に進んだ。それからはなしを聞き逃したと察してか、もう一度くりかえす。ただし、こんどは名乗らなかった。
「ヴェロッキオ親方は十月七日、ヴェネツィアにてお亡くなりになりました。俺の師匠ギルランダイオが知らせを受け、こちらのサンドロさんにも伝えるようにと」
「騎馬像は?」
 他に問うべきことも、こういうときに述べてしかるべき言葉もあるはずが、口をついていた。
「ああ、傭兵隊長の」
 少年はそこで小さく肩をすくめた。ヴェロッキオの孫弟子にあたるとは思えない、じつに不遜な表情に気をひかれ、尖筆をおいて注視する。かたりと音がして、少年は見咎められたと気づいて顔をあげたが、とりつくろうこともなく続けた。
「鋳造前とのことですが、誰があとをひきついだかは知りません」
 




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vol.1 『素描――触れ合わぬ手――』(西洋歴史物・長編)
(A5 52頁 オフセット本 450円 2011/6/12)
サンドロの工房へ訪れた年若い少年。その並々ならぬ眼力に彼は驚くが……
――15世紀フィレンツェが舞台のルネサンス絵巻。

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vol.1 『素描――触れ合わぬ手――』
(西洋歴史物・長編)
おかげさまで完売しました! どうもありがとうございます!

サンドロの工房へ訪れた年若い少年。その並々ならぬ眼力に彼は驚くが……
――15世紀フィレンツェが舞台のルネサンス絵巻。

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 450円 (A5 52頁 オフセット本 2011/6/12)

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vol.2 『美の女神、海へ還る 他一篇』
(西洋歴史物・短編二つ)
※おかげさまで完売しました。ありがとうございます!!!

 《ヴーナスの誕生》を描いたサンドロ・ボッティチェリ、そのモデルといわれる女性が綴る手紙……書簡体小説。他一篇「放蕩息子―シモーネ、フィリッピーノ、そしてジャコモの場合―」、こちらもサンドロを取り巻くひとびとの物語。

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300円 (A5 36頁 オフセット本 2011/7/1)

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vol.3 『七星記 ―スターライダー 村上なずな―』
(スペースファンタジー・長編)
 
 銀河連邦新暦499年1月2日太陽系マーズポート。双鱗所持者(ダブルスケイラー)の村上なずなは未知の生命体《妖魔》との戦いに赴く予定。ところが……? 
「茶室搭載宇宙船」で繰り広げられるスペオペ。

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素材お借りしました。site : LOVE FLIES xxx   url : http://love-flies.org/
450300円 (A5 52頁 オフセット本 2011/10/28)

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vol.4 『LOVE ART COMPLEX』※おかげさまで完売いたしました! どうもありがとうございます☆
(恋愛小説・短編)
 
  ある大学の美術部の男女が織りなす青春ラブストーリー。

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(表紙素材をお借りしています。 site : Sky Ruins  url : http://skyruins.com/)
200円 (A5 20頁 コピー本 2012/05/06)

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vol.5 『少女文学者・春呼さん 暮れのお便り』
(少女文学・短編)
※おかげさまで完売しました。どうもありがとうございます!
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250円 (A5 20頁 コピー本 2013/1/13)
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vol.5 『花酔い――視界樹物語外伝――』※おかげさまで完売いたしました! どうもありがとうございます☆
(異世界SFファンタジー・短編)
6号表紙_ペインティング
250円(A5 24頁 コピー本 2013/4/28)
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コラボ「花うさぎ」『夢のように、おりてくるもの』 
(恋愛ファンタジー)
「夢使い」を生業とする主人公と大学生、ふたりの関係を都会のコンビニを舞台に描いています。そこは視界樹が夢を育みひとにおろす「視界」と呼ばれる処。そのあがないの立会人である「夢使い」の友情と恋の物語。
夢のように、おりてくるもの表紙 10bunnnoiti
500円 ※サイト週一更新二周年記念価格(A5 92頁 オンデマンド本 2012/11/18)

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以上は、
東京駅(銀座・有楽町・京橋)ちかくの画廊、T-BOXでも頒布しております。

T-BOX
TBOX-ロゴマークのみ
〒104-0028
東京都中央区八重洲 2-8-10
松岡八重洲ビル3F
TEL/FAX: 03-5200-5201
http://www.tbox.co.jp/index.html

現代アートを中心に、
平面、立体、生け花等の企画スペース及び貸画廊です

開廊日: 月曜日~土曜日 【日曜日休廊】
時間: 11:00~19:00 (土曜日~16:00)

銀座などでお買い物された際にお立ち寄りください。


http://www.tbox.co.jp/tbox/tbox.html(さらに詳しい地図等はこちらにあります)



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掌編・短編 目次頁

掌編・短編


こちらでは長編シリーズと連動しない、独立した掌編・短編を掲載しています。
タイトル横に、ジャンルや話数、原稿用紙換算の枚数、レイティングなどを記しております。


結婚しない男 (西洋歴史物・全1話・5枚・全年齢・完結済)

花色に染まりたるひと~視界樹物語外伝~ (和風SFファンタジー・全1話・5枚・全年齢・完結済)

補陀楽の少年~夢の宮補遺集~(東洋歴史物(チベット)・全9話・約30枚・全年齢・完結済)

夢のように、おりてくるもの(チョットずれた現代社会が舞台のBL・全6話・約18枚・全年齢・完結済)
※長編『夢詩壷』の世界観を一部分だけ共有していますが、直接の関係はありません。

楽園の箱(すこし不思議な現代小説・全11話予定・約50枚・PG-12・完結済) 

レイフェルおじさんとわたし(SF作家R・A・ラファティ氏へのオマージュまたはファンフィクション・全1話・約10枚・完結済)

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