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はつ恋 2

2012.10.26【 降りしきる花と見まがう夢

  あのひとは、わたしとママの一悶着になんとなく気づいた。それなのに何もいわなかった。遠慮していたというよりも自分のことでていっぱいなようだった。しかもそれを愧じていた。わたしにすらはっきりわかるほどに。 かわいいひとだとおもった。じぶんの何倍も年上のひとだけど、いとおしかった。わたしが甘えて泣きついたときもひたすら困惑していた。でも撥ねつけたり嫌がったりしなかったからそこにつけこんだ。 さびしそう...全文を読む

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はつ恋 1

2012.10.19【 降りしきる花と見まがう夢

  夢のようなひとが、わたしの目の前にあらわれた。夏の昼下がり、清冽な白い花が降るように。光を遮るほどの薫香とともに。 あれは父親との面会日、小学生最後の夏休み、その日は朝から気持ちがざわざわした。パパのことは好き。ママよりも実はずっと好き。一緒にいないからだってことくらい想像できた。しかもママはわたしがパパのほうを好きだってわかってる。だからこそなんていうか、すごくめんどくさい。ママはわたしが喜ん...全文を読む

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sentimental journey

2012.10.12【 降りしきる花と見まがう夢

  ケータイを友達の家においてきた。本当なら現金をありったけ引き出してカードやその他も破棄してしまいたいくらいだった。そこまでしては自殺する気かと疑われそうでやめた。 死にたいわけじゃない。 ただ、どこかへ逃げ出したかった。 とはいえ何もかも捨てていちから人生をやりなおす気力もない。そういうはなしでもない気がする。あたしは仕事でそれなりに成功している。「居場所」をつくった。ただそこさえも今、めんどう...全文を読む

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tea or coffee

2012.10.05【 降りしきる花と見まがう夢

  おれの恋人は早朝、きゅうな呼び出しで家をでていった。彼女へ挨拶もなく。消耗してるだろうから寝かせておいてあげてとだけ言い残し、あとで電話するとおれの耳に囁いて。引っ張られた癖毛をかきあげて背を覆う黒髪を見送った。掴みよせてくちづけようかと悩んだがやめた。遅らせたくなかった。 ああいう顔のときは「仕事」にしか意識がない。重要な呼び出しだとは理解した。だからといってほっておかれるほうの気持ちにあまり...全文を読む

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Author:磯崎愛
「おはなし」を食べて生きてます。たぶん(笑)。

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