更新履歴

さわりを読むをクリックすると更新された内容の冒頭部分がご覧になれますので、久しぶりのご訪問の方はこちらで未読・既読のご確認ができます
    日付別の更新チェックはカレンダーの日付をクリック ▼
2012 101234567891011121314151617181920212223242526272829302012 12

【  2012年11月  】 

◆前月     ◆2012年11月       ◆翌月

夢うつつ夢うつつ 2

2012.11.30【 夢うつつ夢うつつ

  はなしを戻す。 あなたはあの日、結婚式場でほんとうに初めて彼女をちゃんと見たとでもいうような顔をした。それはきっとおれの心得違いではないはずだ。あのとき彼女はあなたとおれを見た。そしてあなたの感嘆ぶりにたいそう優しく穏やかに微笑んでみせた。それはこれから嫁ぐ花嫁らしい初々しさとは程遠く、まるで慈母のごとき微笑みだった。まして師匠はといえば、じぶんの妻と弟子とおれの三人を並べわたして眺め入り、しま...全文を読む

▲PageTop

夢うつつ夢うつつ 1

2012.11.23【 夢うつつ夢うつつ

  あれはもう何年前のことになるのだろう。 あなたは彼女の投げたブーケを受け取った。笑顔の同級生たちに囲まれながら、戸惑いがちな表情で花嫁を見つめ、そのいたずらっぽい微笑みに促されてようやくそれをしっかりと胸に抱いた。  その夜に、あなたはおれに新しい家を探したいと申し出た。申し出た、というようなふうだった。あなたらしく、とても生真面目な態度で。 あなたの親御さんの残してくれた遺産や保険金をつかえば...全文を読む

▲PageTop

若い男

2012.11.16【 その夢、咲き初めしころ

  秋晴れの連休の日、せっかく大学生活を満喫してたのに母が帰って来いとうるさいから地元に戻ってきた。なんのことはない。お茶会の手伝いをさせられただけ。地元の人気取りに使われた。ご機嫌伺いにどうせこのあとあたしの好きな店が予約されてるし何か買ってくれるにちがいない。それは構わない。けど、いちど好きだといったら父はそこばかり。美味しいけど、今日みたいな日は気の張る店で食事より、家でゆっくりしたいのに。で...全文を読む

▲PageTop

喪服

2012.11.09【 その夢、咲き初めしころ

  制服をきてくるべきだった。あたしは一瞬だけ後悔した。みな制服をきていた。高校のクラスメイト、そしてクラス委員同士、そのご両親の葬儀でのこと。 あたしは本来ならまとめ役をしないとならない立場だったけどその日はお稽古の発表会があった。それで仕方なく従兄に車で送ってもらい母のいうとおり喪服をきてお通夜にでた。 ひとの視線には慣れている。あたしはこの土地の全域をおさめていた一族の末裔だ。家屋は文化財に指...全文を読む

▲PageTop

贐(はなむけ)

2012.11.02【 その夢、咲き初めしころ

  あの子の両親が亡くなった日、己はあいにく仕事で遠出していた。電話の声は落ち着いていた。落ち着きすぎていたくらいだがそれをあえて指摘しなかった。そのかわり、うちに来い、といった。来るかと尋ねず、お前を引き取るから家に来いと命じた。あの子は弟子らしく殊勝な声でお世話になりますとこたえた。己はそれ以上なにも心配しなかった。それどころかこれでようやくあの子は一人前になれると慶んだ。 本来ならばもっと早く...全文を読む

▲PageTop

その夢、咲き初めしころ(掌編数珠繋)

2012.11.01【 その夢、咲き初めしころ

 その夢、咲き初めしころ(掌編数珠繋)は、『夢のように、おりてくるもの』シリーズ第三部「夢の花綵(はなづな)」連作中の小さな物語群です。主に黒髪君こと主人公の高校時代、一人前になる前のあたりを描いています。(ややこしい説明ですみません 汗)2012年11月2日(金)より毎週金曜更新予定。順次リンクをはっていきますのでお楽しみいただければ幸いです。...全文を読む

▲PageTop

◆前月     ◆2012年11月       ◆翌月

Menu

プロフィール

磯崎愛

Author:磯崎愛
「おはなし」を食べて生きてます。たぶん(笑)。

最新記事

カテゴリ

花 (3)
蒼 (4)
雫 (3)
音 (3)
線 (9)
* (1)

プロフィール

磯崎愛

Author:磯崎愛
「おはなし」を食べて生きてます。たぶん(笑)。

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR