唐草銀河

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唐草銀河vol.3 『七星記―スターライダー 村上なずな―』試し読み

 

登場人物ほか

村上なずな--------------------------------------地球人(テラン)女性 兵科仕官候補生
                        スターライダー 双鱗所持者(ダブルスケイラー)(左右掌)
村上せり------------------------------------------地球人男性 なずなの弟 
                        兵科士官候補生 スターライダー
村上怜(れい)---------------------------------------地球人男性 大佐 兵下・専門職仕官 
                         星帝陛下の孫 皇族
ユーリ・ヴェルンハージュ-----------------フォルタレザ星人(男性)
                         大尉 兵下士官 スターライダー

竹内秋人(あきと)-----------------------------------------宇宙古生物学者 なずなとせりの父親
村上さつき(王城寺(おうじょうじ)蘭(らん))-------------------女優 なずなとせりの母親 竹内秋人の元妻
村上禅(ゆずる)-------------------------------------------太陽系総司令官 なずなとせりの義父
星帝陛下----------------------------------------銀河連邦最大の星間企業ムラカミ航業の総帥
                        戦時特別法により、
                        汎人類規約に加盟する全銀河系人類の君主


妖魔-----------------------------------------------襲撃者・略奪者・未知の生命体
                         汎人類規約に同意する全銀河系人類と敵対
《ルスカの雫》-------------------------------思考機械《アレフ》と接続可能な特殊石、
                      ルスカ星人の額にある
ナジュラーア星人-----------------------------全銀河系人類の〈御親〉と名乗りながら、
                       妖魔襲撃とともに連邦から離脱して逃亡
竜 -------------------------------------------------宇宙の旋律を奏でるもの 
                          遺骸(鱗と背骨)をもって、
                          スターライドを可能にする謎の多い生物
 




  その一 村上なずなの「七草日記」

[いちばんはじめの記憶がヒサンなものだと、その後の人生に何かしら悪い影響があると思う? 
わたしの人生、ついてないことばっかりみたい。それもこれも、あの日、あの場所に居合わせたせいに決まってる。
今から十四年前、わたしが二歳のときのこと、《星波》にのって妖魔が襲来した。逆巻く怒涛とともにやってきた。
わたしはそのとき家族とある惑星の上空にいて……]

 エントリタイトルもないまんま、いったん「七草日記」をログオフする。日記は非公開。でも、検閲されてることは間違いない。ほんと、いやな時代。
 ネタがないと、昔の思い出を書く。そうやってとりあえず、お茶をにごすわけ。リアルに自分のおかれてる状況を直視するって大変だもの。
 今は、地球標準時にして銀河連邦新歴四九九年一月二日午前十時三十二分。場所は太陽系マーズポート。日記にも端末にもそう表記されてるはず。
 大昔なら、ハッピーニューイヤーとでも言って新年気分で浮かれてたかもしれないけど、いまの世の中じゃそんな気分にはとうていなれない。気分的には、アレね。歴史の授業で習った世紀末とかいうやつ。
 だってわたし、これから戦争に行くのよ?
 BFもいなくて、セックスはおろかキスだってしたことない。十五歳になれば地球人女性なら結婚もできるっていうのに、それってどうなの? 
 物心ついてすぐに士官学校に入れられてろくに遊んだこともなくてデートは二回しかしてないし、そんなんで死んじゃったりしたら、わたし、メチャクチャかわいそうじゃない? 
 それにデートっていったって一人は士官学校の友達のお兄さん。よく聞いたら彼にはGFいるみたいで、誘ってくれた子が外出許可取りたくてわたしをダシに使っただけなんだよね。
 もう一人は……終わったこと。考えない。怜(れい)さんとは白紙、ご破算になった。
 この双鱗さえなければ普通の「地球人の女の子」でいられたかもしれないって思ってたけど、怜さんと知り合えたのがこの鱗のせいだとすると、なんとなく恨めしさも減った。
 両の掌の中央にピタリと貼りついている虹色の鱗。小指の先ほどの大きさで、触るとそこだけひんやりと冷たい。自分の身体じゃないってわかる。
 わたしはこの鱗のせいで、軍人になった。



続きは同人誌で!(画像はイメージです)

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素材お借りしました。site : LOVE FLIES xxx   url : http://love-flies.org/
450円 300円に値下げします! (A5 52頁 オフセット本 2011/10/28)
『七星記 ―スターライダー 村上なずな―』
(スペースファンタジー・長編)
 
 銀河連邦新暦499年1月2日太陽系マーズポート。双鱗所持者(ダブルスケイラー)の村上なずなは未知の生命体《妖魔》との戦いに赴く予定。ところが……? 
「茶室搭載宇宙船」で繰り広げられるスペオペ。

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